電通デジタル、企業間データ連携プラットフォーム「Tobiras Shared Garden」提供開始

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電通デジタルと電通は、企業間の安全なデータ連携を実現するプラットフォーム「Tobiras Shared Garden(TSG)」を共同開発し、提供を開始しました。このプラットフォームは、Snowflake合同会社と連携し、企業グループ内や他企業間でのデータ連携を促進し、マーケティングROIの最大化を支援することを目的としています。

TSGは、既存のシステム環境に依存しないマルチクラウド対応で、柔軟かつ安全なデータ連携を可能にします。これにより、顧客は電通デジタル・電通がアライアンスを構築したデータホルダーやプラットフォーム企業とのデータ連携も行えます。近年、1stパーティデータの利活用が期待される一方で、プライバシーポリシーに基づく同意範囲の管理やシステムの安全性確保が課題となっていましたが、TSGは電通デジタル・電通が運用してきたデータクリーンルームの知見を活かし、以下の3つの機能でこれらの課題を解決します。

・Consent Matching Support AI:
 プライバシーポリシーに基づく同意範囲の管理を支援。
・Interoperable DCR:
 企業間の安全なデータ連携を可能にするデータクリーンルーム。
・Intelligent Activation:
 連携されたデータを活用したインテリジェントなアクティベーション。

また、TSGはSnowflake社のプラットフォーム上に構築されており、顧客は自社環境内で効率的かつ安全に1stパーティデータを管理・連携・分析できます。料金体系は「固定費+従量課金制」で、初期コストを抑えてスモールスタートが可能です。電通デジタルは今後、TSGの機能拡充と対応クラウドの拡大を進め、Snowflake社の主要AIソリューションを活用することで、顧客のmROI向上とAIトランスフォーメーションを支援し、グローバル展開も視野に入れています。

※関連リンク
https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2025-0708-000241

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