ギブリー、名古屋鉄道とAIエージェント実証実験開始

ギブリーは、名古屋鉄道と共同でAIエージェントを活用した次世代マーケティング基盤の実証実験を開始しました。このプロジェクトは、多様化する顧客ニーズに対応し、地域価値向上につながる新たな生活者体験を創出することを目的としています。
名鉄グループは、これまで保有する顧客データの効果的な活用とマーケティングの深度化に課題を抱えていました。これに対し、ギブリーのAIエージェントシステム「DECA MarketingAgent」が、大量のデータから顧客インサイトを抽出し、パーソナライズされたサービス提供を実現する強みを持つことから、今回の協業が実現しました。
プロジェクトの概要は以下の通りです。
・インサイト解明: 名鉄グループのデータと国勢調査などの市場動向、最新の生成AI技術を組み合わせ、従来の人間の分析では発見できなかった生活者インサイトを解明。
・先進的マーケティング: AIエージェントによる新たなクラスタリングや「Virtual Customer(仮想顧客)」を活用し、先進的なマーケティングアプローチを実施。
・段階的な拡大: 実証実験の第1フェーズ(2025年9月まで)ではメール配信サービスの高度化に焦点を当て、その後マルチチャネル展開やグループ全体での統合的なマーケティング基盤構築へと拡大。
名古屋鉄道の関係者は生成AIによる顧客ニーズ分析と最適なサービス案内の可能性に期待を寄せ、ギブリーの関係者もマーケティングにおける生成AI活用が体験価値の向上や顧客との本質的な関係性構築に繋がる可能性を強調しています。