ドコモ、CARTA HDの子会社化を目指す公開買付けと提携発表

2025-06-172025-06-18

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2025年6月16日、NTTドコモはマーケティングソリューション領域の強化を目的に、CARTA HOLDINGS（CARTA HD）の普通株式および新株予約権に対する公開買付け（TOB）と、電通グループとの三社による業務資本提携契約を締結することを決議しました。
この一連の取り組みにより、CARTA HDをドコモの連結子会社化し、ドコモと電通グループがCARTA HD株式を全て保有する予定です。

TOBの概要は以下の通り：
・買付の条件はCARTA HD株式3,425,400株以上（現在の発行済株式の13.54％以上）の取得。
・買付価格は普通株1株あたり2,100円、新株予約権1個につき40,800円。
・所定の条件（各国の競争法クリアランス取得など）充足後にTOBを開始、詳細スケジュールは後日発表されます。

目的として、ドコモはCARTA HDが持つ広告配信のノウハウ、運用型テレビやアドプラットフォームと、電通グループのマーケティング力、自社の顧客基盤とデータを融合。これにより「Single ID Marketing」を実現し、顧客IDを軸とした一貫したマーケティングプロセス（戦略立案・施策実行・効果検証）を推進し、企業のマーケティングDXを加速させます。
また、ドコモと電通グループは、AI時代に即応すべく、オンライン・オフラインの行動・購買データをID単位で統合・活用し、「ストック型」「オールウェイズ・オン」なマーケティングモデルへ転換。これは従来の断片的な施策フローからの進化を図るものです

・公開買付けはCARTA HD普通株式および新株予約権を対象に実施
・最低取得株数は3,425,400株（13.54％）
・買付価格：普通株2,100円／新株予約権40,800円
・TOB成立後、ドコモと電通グループでCARTA HDを連結子会社化
・「Single ID Marketing」を軸に、フルファネルを一貫支援
・オンライン・オフラインデータ統合によるマーケティングの高度化

今回の発表は、ドコモがマーケティング領域でAI活用とデータドリブン戦略に本格参入する大規模な一手と位置付けられます。今後のTOB開始や提携スケジュール、Single ID Marketingの具体的サービス化が注目されます。

ドコモ、CARTA HDの子会社化を目指す公開買付けと提携発表

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