博報堂テクノロジーズ、Agentic AI構築を本格推進

博報堂テクノロジーズは、NVIDIAの技術を活用し、エージェント型AI(Agentic AI)の研究開発を本格始動すると発表しました。広告・マーケティング領域における複雑化する消費者行動やリアルタイムな運用の要請に応えるべく、複数のAIが協調し自律的に判断する仕組みの構築を目指します。これにより広告主は、配信成果やユーザー反応を迅速に次施策へ反映できる自己強化型の運用体制を実現し、生活者にも最適化された広告体験を提供することが期待されます。
本プロジェクトでは、NVIDIA提供の最先端フレームワーク「NVIDIA AI Blueprint」や「NVIDIA NeMo Agent Toolkit」、および同社のNeMoマイクロサービス基盤を活用し、広告に特化したAIエージェントの自律的制作と運用を追求します。これには、RAG(Retrieval-Augmented Generation)を基盤としたモデルや、ライフサイクル管理を可能にする仕組みの構築も含まれています。さらに Zero Data Sharing 技術を用い、企業間で生データを直接共有せずとも安全に各エージェント間の連携を実現します。
この取り組みは、博報堂DYグループのAI関連プロジェクト(HCAI Initiative)や、Hakuhodo DY ONEが提供するエージェントサービス「ONE-AIGENT」、および統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」などへの応用・強化も視野に入れています。詳細は、2025年9月25日開催の NVIDIA AI Day Tokyo にて発表される予定です。
・エージェント型AIの研究開発を本格化
・NVIDIAの技術基盤(AI Blueprint、NeMo 等)を活用
・Zero Data Sharing による安全な情報連携
・グループ横断のAI戦略との統合応用
・発表は NVIDIA AI Day Tokyo で実施予定