博報堂プロダクツ、新クリエイティブ体制「AI Craft Studio」始動

博報堂プロダクツは、生成AI技術の進化を受け、ビジュアルクリエイティブ制作の効率化と高品質化を図る新体制「AI Craft Studio」を2025年10月28日付で始動しました。同スタジオでは、クリエイティブディレクター・フォトグラファー・レタッチャーなど従来の専門職に加え、「ジェネレーター」というAI専門職を新設し、AIツールと人の専門性を融合した制作体制を構築しています。

背景には、生成AIによる画像・動画・CGの活用が拡大するなかで、「生成物が期待品質に届かない」「学習データの権利や利用リスク」「ディープフェイクや誤認表現といった表現リスク」といった課題があることが挙げられています。そこで同社は、AI導入によるコスト削減や多様なバリエーション制作といったメリットを活かしつつ、ブランドクリエイティブに求められる品質・独自性・安全性を担保すべく、AIと人のクリエイティビティを“共創”させる仕組みを整えました。

「AI Craft Studio」が対応するクリエイティブ領域は、ハイエンドからローエンドまで幅広く設計されており、ブランド価値向上を重視する高価格帯から、SNS・Web広告などスピードとコストのバランスが求められる中価格帯、さらにはテストマーケティングや大量バリエーション用の低価格帯まで対応します。また、自社グループのAIガバナンス・法務・著作権管理体制のもと、安心・安全な生成AI活用を推進しています。

・AI専門職「ジェネレーター」を新設し、AI×クリエイター共創体制を構築
・ハイ・ミドル・ローの価格帯・用途を網羅した生成AIクリエイティブ対応
・学習データ・著作権・表現リスクに配慮したAIガバナンス体制を強化

※関連リンク
https://www.h-products.co.jp/topics/entry/n/2025/10/28/140000