博報堂DYホールディングス、RSA広告自動生成AIエージェント開発

博報堂DYホールディングスと博報堂テクノロジーズ、松尾研究所は、レスポンシブ検索広告(RSA広告)のコピーを自動生成・精査・選定する「RSA広告自動組み合わせ生成エージェント」を共同開発しました。これにより、コピーライターの業務効率を向上させ、多様なクリエイティブを迅速に生成し、広告パフォーマンス最大化を狙います。
このエージェントは2025年4月に開発した広告特化型LLM(大規模言語モデル)を基盤としており、膨大なタイトルと説明文の組み合わせから、最適な広告文を数分で出力可能にしました。従来数時間から数日を要していた作業が大幅に短縮されます。
自動生成プロセスは、①見出し生成、②品質チェック・リライト、③訴求軸によるラベル付けと最適案選定―の3つのエージェントが連携します。これにより、見出し案の多様性はAI未使用時に比べて6.2%向上しました。
今後、このエージェントは博報堂DYグループの統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」への実装が予定されており、広告運用のPDCAサイクル高速化と、さらなる品質向上を通じた企業のマーケティング課題解決に寄与する見込みです。多言語対応や画像・動画との統合生成など、多モーダル展開の研究も継続されます。
・RSA広告文を「生成・品質チェック・選定」まで自動化するAIエージェントを共同開発
・広告特化型LLMを用いて、コピー作成時間を数時間〜数日から数分に短縮
・見出し案の多様性が6.2%向上し、パフォーマンス最適化に貢献
・統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」へ導入予定
・今後、多言語・マルチモーダル対応へ拡張を目指す
※関連リンク
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/news/corporate/2025/09/5816.html