新東通信、広告会社初の「AIドリブン宣言」発表

新東通信は2025年9月1日、広告会社として初となる「AIドリブン宣言」を発表しました。これにより、社員全員がAIを活用する「全社員AI活用100%」の実現を目指し、総合広告会社から“事業広告会社”への進化を宣言しています。
この宣言は次の3本柱で構成されています。まず、第1に、全社員約300名にAI環境を整備し、AIスキル研修を義務化。2025年度内にはAIプロフェッショナル人材を30名体制で確立し、AI倫理ガイドラインを整備・順守します。
第2の柱では、広告事業のみならず新たな事業領域にもAIを導入。具体的には、企業のAX(AIトランスフォーメーション)支援と実装を行う「AIコンサルティング」、自治体や地域産業のデジタル変革を支援する「地域DX&AX」、環境や社会課題に取り組む「サステナビリティ」、さらには生成AI活用力を育む企業向けの「AI研修」などを展開します。
第3の柱として、組織改革と人材戦略を進めます。社長直轄の「AI推進室」を設立し、全社横断でAI戦略を推進。名古屋本社には「AIデベロップメントグループ」を設立し、独自のAIサービスやソリューションを開発します。さらに、研究機関や大学との連携による人材育成・共同研究、フラットな組織運営による迅速な意思決定も推進します。
今後は、AI人材育成施策、業務の生産性向上による業務改善、新たな創造的事業の開発を通じて、革新的な価値を市場と社会に提供し続ける“AIドリブン・カンパニー”を目指します。なお、AI活用に関しては、自社が作成したAI機能に関する利用規約を厳守する方針です。
・広告会社として初の「AIドリブン宣言」により、“事業広告会社”への進化を表明
・全社員約300名対象にAI環境整備・スキル研修義務化、年内にAIプロ人材30名体制化と倫理ガイドライン策定
・AIコンサルティング、地域DX・AX、サステナビリティ対応、企業向けAI研修など多角的事業展開
・社長直轄「AI推進室」と名古屋の「AIデベロップメントグループ」設置でAI戦略と開発体制を強化
・AI活用人材育成、業務改善、新規事業創出を通じて“AIドリブン・カンパニー”を目指す