電通、個人視聴データ搭載の放送局ダッシュボード「Rasta!」開発

2025-08-04

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電通は、全国2000万人規模のテレビ個人視聴データ「COSMOS DATA」を活用し、そのデータを高速で集計・分析できるダッシュボード「Rasta!」を開発しました。本日より、電通で本格導入を開始し、テレビ視聴者の詳細分析とプランニングに活用することで、クライアントとメディア双方の事業成長に貢献していきます。

「Rasta!」の基となる「COSMOS DATA」は、電通が保有する統合マーケティング基盤「STADIA360」のテレビ実視聴データから個人の視聴を推計したものです。このデータに、電通が独自に行った生活者意識調査のデータを掛け合わせることで、テレビ番組視聴者に加え、動画サービス利用者、新聞や雑誌の購読者、商品・サービスの利用意向者など、約13万項目にわたる詳細なプロファイリングを可能にします。これにより、メディア環境や生活者のライフスタイルが多様化する中で、大規模シングルソースデータとして生活者の意識や行動・習慣を詳細に把握・分析できます。

・大規模個人視聴データ「COSMOS DATA」の活用:
全国2000万人規模のテレビ視聴データをもとに、個人の視聴状況を詳細に推計・分析します。

・高速集計・分析を実現するダッシュボード「Rasta!」:
膨大な「COSMOS DATA」を瞬時に集計し、安定的な動作で地上波民放127局、民放BS10局の毎分視聴人数推移を可視化します。

・多角的なターゲット分析:
テレビ以外のメディア利用、価値観、趣味嗜好、購入・利用意向など、約13万項目のプロフィールに基づく任意ターゲットのヒートマップ分析が可能です。

・詳細な番組プロファイリング:
「People Profiler」と連携し、全国各放送エリア（32地区）およびBSを含むテレビ番組で、レギュラー番組や特番はもちろん、既存データでは困難だった5分ミニ枠やローカル番組、BS番組の視聴分析やプロファイリングが行えます。

・「Marketing For Growth」の一環:
本ソリューションは、電通が提唱する事業グロースのための次世代マーケティングモデル「Marketing For Growth」における「Mechanism Resolving（市場構造解明、インサイト解明）」に該当します。

電通は今後も、メディア接触に関するデータの拡充と精度向上を通じて、革新的なソリューションを提供し、クライアントとメディア双方の事業成長に貢献していく方針です。

電通、個人視聴データ搭載の放送局ダッシュボード「Rasta!」開発

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