電通総研、AIプラットフォームに「マルチRAGエージェント」機能を追加

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電通総研は、自社のAIエージェントプラットフォーム「Know Narrator AgentSourcing(ノウ ナレーター エージェントソーシング)」に対し、新機能「マルチRAGエージェント」を年内に提供開始すると発表しました。この機能は、複数のRAG(Retrieval-Augmented Generation)エージェントが専門分野毎に回答を生成・統合する方式を採用しており、質問応答やレポート作成などの複雑な業務を効率化します。従来の単一エージェントによる処理と異なり、専門知識を分担して処理することで、精度や信頼性が向上する点が狙いです。

具体的には、質問に対して人事・労務・給与といった複数の知識ソースから情報を引き出し、最終的に一つの回答として統合。さらに、エージェント同士の連携構成を柔軟に設計可能で、各エージェントの役割や連携ルールを細かく制御できるようになります。10月には複数エージェントによる回答統合機能、12月には協働構成の柔軟設計機能が順次提供予定です。今後は同機能を拡張し、他のKnow Narrator系エージェントとの連携強化や多重構成対応も見据えています。電通総研は、さらなる性能向上と利便性強化を通じて、企業内でのデータ活用や業務自動化を後押ししていく姿勢です。

・複数RAGエージェントが専門知識別に処理 → 回答を統合
・エージェント連携構成を柔軟に設計可能
・10月:回答統合機能、12月:連携構成設計機能を順次リリース
・今後は多重構成・他エージェント連携も視野に拡張

※関連リンク
https://www.dentsusoken.com/news/topics/2025/0930.html

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