UXインテリジェンス協会、UX検定(応用)を開始

UXインテリジェンス協会(UXIA)は、ユーザーエクスペリエンス向上のプロジェクトを主導する現場リーダーやその候補者を対象とする資格試験「UX検定(応用)」を開始すると発表しました。これは、2022年に開始した「UX検定(基礎)」の上位資格としてUXIAが運営し、認定事業者による研修受講とオンライン試験によって実施されます。
「UX検定(応用)」実施の背景には、デジタルトランスフォーメーションが企業経営の重要テーマとなる一方で、ビッグデータやAIなど発展する最新テクノロジーを十分に活用し、成果に結びつけられていない企業が多いという現状があります。これからの時代のUXデザイナーにはビジネス成果を生み出す力が求められるため、UXIAは「UXとビジネスをつなぐ力を身につける」というコンセプトのもと、本検定を開発しました。デザインのアプローチをビジネスに融合させ、新たな領域に挑戦するジェネラリストや、プロジェクトを推進するリーダーを支援し、デザインプロセスをビジネスに組み込むための登竜門となることを目指しています。
「UX検定(基礎)」が全てのビジネスパーソンを対象にUXデザインや人間中心設計の基本的な考え方やプロセスを体系的に学ぶための資格であるのに対し、「UX検定(応用)」はユーザー起点での事業創出・改善の実践プロセスを理解し、プロジェクトや事業を推進するスキルを身につける、プロダクトの開発や改善、サービス設計に取り組みたい方を対象としています。UXに関する基礎知識を前提に、実務でUXプロジェクトを主導する能力、当面の課題発見から解決策の見極め・チームビルディング・ステークホルダーとの合意形成まで、プロジェクト全体を成功に導くための、より実践的な知見・スキルの習得が目的です。
受験資格はUXIA認定の研修プログラムを修了していることで、「UX検定(基礎)」の取得は問われません。受験は認定研修後90日間のみ可能で、オンライン(IBT形式)で実施され、1度の申し込みで2回まで受験できます。受験料は税抜29,000円(税込31,900円)です。
・UXインテリジェンス協会が上位資格「UX検定(応用)」を開始。
・対象はUXプロジェクトを主導する現場リーダーやその候補者。
・「UXとビジネスをつなぐ力」の習得をコンセプトに開発。
・「UX検定(基礎)」の知識を前提に、より実践的なスキル習得を目指す。
・オンライン試験形式で、認定研修の修了が受験資格。