Oracle、HRリーダー支援のAIエージェント新機能を発表

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Oracleは、Oracle Fusion Cloud Applicationsに内蔵する一連のAIエージェントを9月16日に発表した。この機能は、「採用から退職まで(hire to retire)」のHR業務プロセスを包括的に最適化し、人材管理やパフォーマンスマネジメントを強化することを目的としている。AIエージェントは、既存ワークフローに自然に組み込まれ、HR担当者・マネージャー・従業員が時間のかかる手動作業から解放されることで、本質的な業務に注力できるようになる。Oracle Cloud Infrastructure上で動作し、高度なセキュリティを備え、追加コストなしで利用可能という点も特徴だ。

さて、エージェントの機能は大きく「内部人材移動と採用」「キャリア開発とスキル」「コアHR」「従業員ライフサイクルと給与計算」の4つの領域に分かれ、それぞれ複数のサブエージェントが用意されている。これにより、従業員のキャリアプラン案内、目標設定・進捗管理、学習支援など、HR全体の価値向上を図る。また、従業員の給与・福利厚生・休暇などに関する問い合わせ対応や、ポジション設定・ポリシー案内など日常的なコア業務も自動化の対象。Oracleは、本機能でHRの意思決定をデータドリブンにし、生産性を高めるとともに、従業員体験(Employee Experience)の質を向上させることを目指している。

・AIエージェントはOracle Fusion Cloud Applicationsに組み込まれており、追加費用なしで利用可能
・採用から退職までの全工程に対応する「hire to retire」のプロセス最適化
・キャリア開発、目標設定、スキル向上支援など、従業員とマネージャーの双方を支える機能群
・給与・福利厚生・休暇・従業員ライフサイクル管理などコアHR業務の自動化・効率化
・データを活用した意思決定支援と従業員体験の向上が目的

※関連リンク
https://www.oracle.com/jp/news/announcement/oracle-ai-agents-help-hr-leaders-boost-workforce-productivity-and-enhance-performance-management-2025-09-16/

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