SmartHRとFUJIFILM IWproがJOINT iPaaSで連携開始

SmartHRが提供するクラウド型人事労務ソフト「SmartHR」と、富士フイルムビジネスイノベーションが展開するクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」が、2025年8月22日より「JOINT iPaaS」を介してシステム連携を開始しました。ストラテジットが手がけるこのSaaS連携基盤によって、両サービス間でのデータ連携が自動化・効率化されます。
「FUJIFILM IWpro」は文書や画像を自動で取り込み、仕分け、共有・管理・出力できるクラウドサービスとして、業務のデジタル化をサポートします。これにより、これまで手入力で行っていた「SmartHR」への従業員情報の登録・更新作業がデジタル連携によって簡素化されることになります。特に、保険証や資格証、免許証など、従業員関連の文書や画像データを「SmartHR」上で一元管理できる点が強みで、必要な情報を迅速に確認できるようになるほか、内部統制や監査対応の負担軽減に繋がります。
連携の仕組みには2つのパターンがあります。ひとつは、画像を変換することなくそのまま「SmartHR」へ登録する方式。原本としての画像をそのまま扱えるため、証跡管理などにおいて高い利便性を発揮します。もうひとつは、画像内の文字をOCR(光学文字認識)でテキスト化し、それを従業員データと紐づけて登録する方式。これにより、アナログなドキュメントやカード類の情報をデジタル化し、正確かつ効率的に人事情報として反映することが可能となります。
今回の連携では、両サービスの利用登録(SaaS利用)および対象プランの確認が必要です。詳細は各製品の公式サイトへ問い合わせることで確認できます。また、システム連携の基盤となる「JOINT iPaaS」を提供するストラテジットとSmartHR、富士フイルムビジネスイノベーションは、今後もパートナーシップを強化していく意向です。業務の生産性向上と効率化を目指して、より効果的なソリューションの提供を継続していくと述べています。
・SmartHRとFUJIFILM IWproがJOINT iPaaSでシステム連携を開始
・画像データをそのまま連携し、証跡管理や確認業務を効率化
・OCRによる文字認識でアナログ書類のデジタル化・自動反映を実現
・一元管理で内部統制や監査対応の負荷削減
・ストラテジットとの協業により、今後も連携ソリューションを拡充へ