TOPPAN、コンタクトセンター向けAI支援サービス提供開始

TOPPANグループは、2025年8月5日より、TBネクストコミュニケーションズとの協業により、コンタクトセンター業務向けの新たなAI活用支援サービスの提供を開始します。このサービスは、AI技術をコンタクトセンターの運用に統合することで、オペレーターの応答品質向上、コスト最適化、顧客体験の強化を目指すものです。
このサービスの背景には、労働力不足や人件費の高騰、多様化する顧客ニーズへの迅速かつ高品質な対応の必要性といった、コンタクトセンターが直面する課題があります。TBネクストコミュニケーションズは、凸版印刷(現TOPPANホールディングス)とベルシステム24ホールディングスの合併により2020年に設立され、コミュニケーションおよびCRM分野における専門知識を提供します。
TBネクストコミュニケーションズ内の「Lab.機能センター」を活用し、AIによる問い合わせパターンの分析を通じて、入電数削減や生産性向上のポイントを特定します。また、既存のオペレーターとAIエージェントによる共同応答体制を構築し、AI導入後の業務プロセス設計も支援することで、コンタクトセンター業務を包括的にサポートします。これは、TOPPANグループが様々な事業領域でAI活用を推進し、マーケティングDXを強化する取り組みの一環です。
TOPPANグループは、今後もパートナー企業との連携を強化し、AIソリューションのラインアップを拡充していく計画です。このサービスおよび関連するソリューションを通じて、2027年度には10億円以上の売上を目指しています。また、2025年8月27日には、TOPPANとTBネクストコミュニケーションズ共催で、コンタクトセンターの未来戦略に関するオンラインセミナーが開催される予定です。
※関連リンク
https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2025/08/newsrelease250805_2.html